愛車を守るために!カーゲートでできる盗難対策
愛車を守るために!カーゲートでできる盗難対策

最近ニュースやネット記事でもよく話題になる「車の盗難」。
「高級車が狙われているんでしょ?」と思われがちですが、実際には一般的な国産車や軽自動車でも被害に遭うケースも多くあります。
せっかく大切にしている愛車が、ある日突然なくなってしまったら…。
通勤やお子さんの送り迎え、買い物など日常生活にも支障が出てしまいますし、何より愛着のある車を失うショックは計り知れません。
だからこそ「自分は大丈夫」と思わずに、日頃から対策をしておくことが大切です。
知らぬ間に狙われているかも!住宅駐車場で増える車の盗難
警視庁のデータによると、昨年(令和6年)の自動車盗難の認知件数は6,080件にのぼります。
その中でも埼玉県は全国ワースト2位で、なんと781件もの盗難が発生しています。
そして、意外にも盗難が最も多く起きているのは「住宅の駐車場」。
全体の約4割が住宅の駐車場での被害という結果が出ています。
さらに発生時間帯を見てみると、約半数が夜間に発生していることが分かります。
「家のすぐ前だから安心」「人通りがあるから大丈夫」と思っていても、実際には最も狙われやすい環境になっているケースも少なくありません。
犯罪者が嫌うのは「音」「光」「人の目」、そして「犯行に時間がかかること」。
つまり、こうした要素を意識して対策を講じることが、愛車を守る第一歩と言えるでしょう。
そんなときに心強いのが カーゲート。
車と道路の間にしっかりとした物理的なバリケードを作ることで、犯人に「この家は侵入しにくいな」と心理的な抑止を生み出す効果が期待できます。
また「セキュリティに関心がある」と印象づけることができるので、盗難のほかにも、車に傷をつける、タイヤをパンクさせるといったいたずらのターゲットにも狙われにくくなります。
あなたに合うのはどのタイプ?カーゲートの種類
カーゲートと一口にいっても、実はいろいろなタイプがあります。設置場所の広さや使い勝手の好みによって選べるので、それぞれの特徴を知っておくと選びやすくなります。
伸縮タイプ
伸縮タイプは、じゃばらのように横に伸ばして使うシンプルなゲートです。必要なときだけさっと広げられ、使わないときはコンパクトにたたんでおけるので、限られた敷地でも設置しやすいのが魅力です。価格も比較的リーズナブルなため、初めてカーゲートを導入する方や、手軽に防犯対策をしたい方に選ばれています。ただし軽量で簡易的な構造のものが多いため、本格的な盗難防止というよりは“侵入しづらい環境をつくる”役割として活躍するタイプです。

引き戸タイプ
引き戸タイプは、門扉のように横にスライドして開閉するゲートです。開閉のために前後のスペースを必要としないため、駐車場が道路に面している住宅や出入りが頻繁な家庭にぴったりです。操作がスムーズで日常的に使いやすく、デザイン性の高い商品も多いため、住宅の外観に合わせて選べるのも大きな魅力です。一方で、横にスライドさせるためのスペースは必要になるので、敷地にある程度の余裕があるご家庭におすすめのタイプといえるでしょう。

跳ね上げタイプ
跳ね上げタイプは、片側の支柱を軸にしてゲート全体を上方向に持ち上げて開閉する仕組みです。動作が軽快で操作性が良く、見た目もスタイリッシュなので、住宅の雰囲気を壊さずに防犯性を高められるのが特徴です。電動式を選べば車に乗ったままでも開閉できるため、雨の日や夜間などでも快適に利用できます。ただし、開けたときにゲートが大きく跳ね上がるため、上に電線や樹木、建物のひさしなどがある場合には設置に工夫が必要です。

シャッタータイプ
シャッタータイプは、駐車スペース全体をシャッターで覆うスタイルで、セキュリティ面では最も安心感が高いタイプです。盗難防止はもちろん、高級感があり見栄えがよくなるのもシャッターゲートの魅力の一つです。電動式ならリモコンひとつで開閉でき、日常的な利便性も抜群です。ただし、設置にはしっかりとした基礎工事が必要で、費用も他のタイプに比べると高めになります。「コストよりも安心感を重視したい」という方にぴったりのゲートです。

車止めタイプ
車止めは、ポールやチェーンを使って車の出入りを制限するタイプで、カーゲートの中ではもっともシンプルな仕組みです。大がかりな工事をせずに設置できるため費用を抑えられるのが魅力で、「とりあえず簡単に盗難対策をしたい」という方に向いています。見た目に圧迫感が少なく敷地にもなじみやすい反面、単体でのセキュリティ効果は強力ではありません。そのため、他の防犯アイテムやカーゲートと組み合わせて使うことで、より安心できる環境をつくることができます。

このように種類によってメリット・デメリットがありますので、駐車場の形やご自身の生活スタイルに合ったものを選ぶのがポイントです。
毎日開け閉めするカーゲートだからこそ快適に!電動タイプも検討してみよう。
電動タイプのカーゲートはリモコンやセンサーで操作できるため、車に乗ったままでも開閉できるのが大きなメリットです。
特に雨の日や荷物が多いときに、車からわざわざ降りてゲートを操作しなくて済むのは本当に便利!
また開閉に手間がかかると面倒くさがって閉めなかったりすることもありますが「手間がない=毎日ちゃんと閉める習慣がつきやすい」ため、防犯意識が自然と高まります。
デメリットとしてはやはり費用面。初期費用が手動タイプより高めとなります。とはいえ、日々の使いやすさと安心感を考えると、電動タイプは非常におすすめです。
特に「面倒なことは続かない…」という方にはぴったりです。

カーゲートで安心と快適を
車の盗難は「まさか自分が」と思っているときに起こるもの。
愛車を失ってからでは遅いので、ぜひ早めの対策を考えてみてください。
カーゲートは私たちの日常を守ってくれる存在です。
大切な愛車をしっかり守って、これからも快適で楽しいカーライフを続けましょう。